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2011.02.12 Saturday
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「容疑者Xの献身」(東野圭吾)レビュー
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2007.05.04 Friday 03:40
ただ、読後感としては、どこかすっきりしない印象も残りました。例えば、トリックは、よくできているのですが、ミステリーを読み慣れている人なら、途中でトリックの大体の方向性は予想できるかと思います。また、泣ける話でもあるのですが、犯行の動機については、そんな人が本当にいるのか?という釈然としない思いも残ります。人物の背景の説明が少ないため、登場人物への感情移入の度合いが弱かったからかもしれませんが…。さらに贅沢を言えば、ラストの部分にもっとボリュームがあれば、もっと感動的だったかも、とも思います。
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「不都合な真実」(アル・ゴア)レビュー
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2007.05.03 Thursday 00:59
ただ、そうした部分を割り引いたとしても、本書のコンテンツは非常に充実度が高いです。それは評価したいです。同タイトルのドキュメンタリー映画(まだ観てません)のコンテンツの抜粋のようですが、掲載されている写真や図表がどれも実に説得力があります。写真集としても十分価値があると言えるほどです。私が好きなのは、全世界の夜の衛星写真を合成したものです。アメリカ東海岸、西ヨーロッパ、日本の3地域は、夜中でも明るくなっているのが印象的でした。
全体的に、構成がごちゃごちゃしていて読みにくいところもありますが、それでもこれほど読者の興味を喚起するような形でデータ・写真・図表を多用し、分かりやすく、地球環境問題を採り上げた書籍は他にないのではないでしょうか。その意味でも一読の価値はあると思います。
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