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「なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣」(ケリー・グリーソン)レビュー
なぜか仕事がうまくいく人の

なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣

(ケリー・グリーソン) PHP研究所 ¥660

★★★☆☆



書いてあることはごく単純なことです。「すぐ終わる仕事から、すぐやる」「整理整頓する」。これを一冊読むと、そのあたりの基本的なことの重要性を再認識できます。いつも時間がなくて忙しい人、机の上が散らかっている人にはおすすめできます。すっきりした気分で仕事が出来るようになります。

ただ、やや押し付けがましい書き方が気になります。書類のファイリングの仕方やメールの処理の方法などは、各人が好きなようにすればいいと思います。私は、この本に書いてあるような、書類を3種類のトレーに分けるような方法はかえって面倒だと思うのですが…。
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|ビジネススキル | comments(0) | trackbacks(2) |
「頭がいい人、悪い人の話し方」(樋口裕一)レビュー
頭がいい人悪い人の話し方

頭がいい人、悪い人の話し方

(樋口裕一) PHP研究所 ¥750

★★★☆☆

読み物としては面白いかもしれませんが、これを読むと賢い話し方ができる、という本ではありません。「世の中にはこんな頭の悪い奴がいる」という事例を思いつくまま列挙して、「周囲の人の対策」として「こういう輩には、こう対処したほうがいい」と丁寧に説明されています。笑えることも書いてくれています。でも、この本の事例がそのまま当てはまるケースって、現実にはなかなか見られないのではないでしょうか。世の中そんな単純ではありませんので…。

なぜかベストセラーになっていますが、おそらく本書は「頭が悪い人と思われたくない…」「バカにされたくない…」と怯えている人の恐怖心につけ込んだ販売戦略が成功したのでしょうね。

ただ、人間関係に悩んでいる人には、多少参考になる部分はあるかもしれません。また、嫌いな人をますます嫌いになれる、という効果はあると思います。
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|自己啓発・能力開発 | comments(3) | trackbacks(0) |
「スタイルシートスタンダード・デザインガイド」(エ・ビスコム・テック・ラボ )レビュー
スタイルシートスタンダード・デザインガイド

スタイルシートスタンダード・デザインガイド

(エ・ビスコム・テック・ラボ ) 毎日コミュニケーションズ ¥2,730

★★★★

デザインと構成が綺麗な本ですね。サンプルも充実しているので、HTMLの基本さえ知っていれば、簡単に読み進めることができます。重要なポイントが、過不足なく、分かりやすく説明されているので、ひととおり読めば、標準的なwebサイトを作ることができます。ただ、これ一冊で全て完璧というわけではないので、必要に応じてリファレンス的な本も参照してください。
◆こんな人におすすめ … 「HTMLの基本は以前に勉強したので覚えている。でも最近よく言われるアクセシビリティとかSEOとかCSSなんてものはよく知らん」というような人。
◆効用 … スタイルシートの使い方を体系的に把握できる。
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|インターネット | comments(0) | trackbacks(0) |
「レディ・ジョーカー」(高村薫)レビュー
レディ・ジョーカー

レディ・ジョーカー

(高村薫) 毎日新聞社 ¥1,785 [上巻・下巻]

★★★★

これほど重厚な読み応えのあるミステリーには出会ったことがない。それくらい、重かったです。いや、ビジネスマンの人は、ミステリーというより企業小説として読むほうが楽しめるでしょう。実際、犯人探しとか、どんでん返しのようなミステリー的な側面はあまりありません。ひたすら、登場人物の間のじりじりとした駆け引きが展開されるという内容です。企業の危機管理のあり方について、深く考えさせられます。

題材として、グリコ・森永事件と類似した企業テロが使われていますが、これはこれでミステリー的にドキドキさせられるスリルがありました。そういえば、映画化されるそうですね。渡哲也が物井清三の役というのは、はまっていると思います。
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|高村薫 | comments(0) | trackbacks(1) |
「亡国のイージス」(福井晴敏)レビュー
亡国のイージス

亡国のイージス

(福井晴敏) 講談社 ¥730 [上巻・下巻]

★★★★

着想と話の盛り上げ方がすばらしいです。上巻を読み終わるあたりでは、「これからどうなるんだろう・・・、どういう展開にするにしても面白くなりそう」というようなワクワクさせてくれる感覚があります。上巻だけでも、十分に楽しめる完成された小説になっています。下巻では、そこからジェットコースターで急降下するような激しい展開が待っています。

自衛隊の組織や能力に関心がある人、北朝鮮の工作員に関心がある人は、非常に楽しめると思います。また現代の日本が戦争に巻き込まれた場合についてリアルに想像できると思います。戦闘シーンがちょっと長くて、間延びしそうなところもありますが…。映画化されるとのことですが、どんな映像になるのか、楽しみですね。
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|福井晴敏 | comments(0) | trackbacks(0) |
「TOEICテスト900点・TOEFLテスト250点への王道」(杉村太郎)レビュー
TOEIC900TOEFL250への王道

TOEICテスト900点・TOEFLテスト250点への王道

(杉村太郎) ダイヤモンド社 ¥1,470

★★★★

本気で英語のエキスパートになりたい人には効果があるでしょう。中途半端な意志しかない人は、かえって逆効果になりそうなので読まないほうがいいかもしれません。

この本に書かれていることの大半は、「そこまでやらなくてもTOEIC900点とれるよー」と言いたくなるほど、面倒くさくて厳しい勉強方法です。また、筆者の思い込みが強すぎて、とても鵜呑みにはできない記述も多いです。ただ、読んでいるうちに熱い気持ちにさせてくれるところが嬉しいです。
◆こんな人におすすめ … 留学したい人。仕事で英語を使う人。
◆効用 … ストイックな英語学習マシンになれる。
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|[語学] TOEIC対策 | comments(0) | trackbacks(2) |
「7つの習慣」(スティーブン・R.コヴィー)レビュー
7つの習慣

7つの習慣

(スティーブン・R.コヴィー) キング・ベアー出版 ¥2,039

★★★★★

ビジネス、というより人生のバイブルと言われている名著です。思わず背筋を伸ばしながら読んでしまいました。私自身、これまで、人間にとって理想的で普遍的な行動様式・思考方法というものが、果たして存在するのかどうか疑っていましたが、本書はまさにそれを体系的に説明した唯一の文書ではないかと思いました。

もちろん、本書に書いてあることを100%忠実に実行することが絶対的に正しいとは思いませんが、ヒントになる言葉であふれています。問題は、良い習慣をいかに習慣として身につけるかですが、難しいですね・・・。
◆こんな人におすすめ … 幸せになりたい、充実した生活をしたい全ての人。
◆効用 … 努力次第で、自分の理想のあり方を明確化でき、それに近づくことができる。
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★ 以下、読書メモ (2度目読了後、追記。2007/05/20)
◆パラダイムと原則について:
・「人格主義」に基づく「原則」(公正・誠実・勇気等の概念)が真の成功を
もたらす。「個性主義」(テクニック)は、長期的には成功しない。
・人の成長・人間関係は、「農場の法則」(自然の法則)=正しい順序が支配。
・「パラダイム(=地図)転換」が、大きな改善をもたらす。
パラダイムは、経験・思い込みに依存し、人によって異なる。
(強制収容所、闘病者の例)
・パラダイムを「原則」に基づいたものに転換する。
・「インサイド・アウト」:「内」=自分の人格・パラダイムを変える
⇒「外」での成功。
・「習慣」が行動を決め、人格を決める。習慣は強い引力がある。
習慣の形成には、知識・スキル・やる気が不可欠。
・7つの習慣による成長プロセス:
- 第1〜3の習慣:依存 ⇒ 自立 (私的成功・人格形成)
- 第4〜6の習慣:自立 ⇒ 相互依存(公的成功)
- 第7の習慣:再新再生・他の習慣を支える、継続的改善。
・7つの習慣の基盤パラダイム=
P/PCバランス: Performance / Performance Capability(資源)。
PC(資源=準備)を疎かにしない。P(成果)も必要。

○第一の習慣「主体性を発揮する」
・人間は<自覚・想像力・良心・自由意志>を持つため、「刺激」に対する
自分の「反応」を選択する自由を持つ。
・「反応的」な考え方・言葉を慎む。「主体的」に反応を選択する。
・「率先力」を発揮する。周りが動くのを待つのではなく、自分で何でもする。
・自分でコントロールできる「影響の輪」(not関心の輪)に集中して行動する。
⇒ 影響の輪が拡大する。
・自他に対する「約束」を実行する習慣をつけ、内的な誠実さを育成する。

○第二の習慣「目的を持って始める」
・人生の目的(価値観・方向性)を明確に。(自分の葬儀の弔辞を想像する)
・「マネジメント」(第二の創造)の前に「リーダーシップ」(第一の創造)。
・自分の価値観・目的を持ち、自分の脚本を書き換える(自己リーダーシップ)。
・「ミッション・ステートメント」(個人の憲法)⇒ 普遍の安定性と力を与える。
・生活の中心に置くものは「原則」(notお金・自己・仕事)
⇒ 安定性・方向性・知恵・力の源泉。
・「イメージトレーニング」で右脳活用。自分の役割ごとに目標を決める。

○第三の習慣「重要事項を優先する」
・成功者の共通点は「重要事項を優先する」こと。目的意識が感情をリードする。
・「第二領域」(非緊急/重要)に時間をかける。機会に集中し、予防的・創造的
活動を行う。⇒「第一領域」(緊急/重要)の問題をなくす。
・時間管理ツール:役割・目標の可視性とバランス、週単位、柔軟性、携帯性。
・週単位計画:役割定義→目標設定→スケジュール化→日々の対応。
・「人」の問題は、能率では解決不可。効果を重視。
・デレゲーション(人に仕事を任せる)で効果的なマネジメント=
(*1)5項目の事前合意:望む結果,制約事項,資源,評価基準・時期,賞罰。

◆相互依存のパラダイム:
・「信頼残高」の増加 → 安心感、失敗の補完、効果的なコミュニケーション。
・信頼残高の預入れには: 相手の重要事項を理解、小さな心遣い、約束を守る、
期待像の相違を無くす、誠実さを示す(その場にいない人に忠実に)、
信頼残高を引き出したら謝罪する。
・無条件の愛を示す→ 相手が自身の価値を感じ、成長を促す。
・相互依存関係での(Pの)問題の発生(→解決)=信頼残高(PC)を増やす機会。

○第四の習慣「Win-Winを考える」
・Win-Win:全く新しい第三の案を信じる。Win-Lose/Lose-Winは長期ではダメ。
・Win-Winに必要なもの:勇気と思いやりのバランス、信頼残高(相互理解)、
実行協定(デレゲーションの5項目(*1))、
・Win-Winを支えるには、システムが必要。(報酬、評価、社内での協力)
・Win-Winのプロセス:相手の関心・ニーズを考える。課題(not立場)に集中。

○第五の習慣「理解してから理解される」
・まず相手を深く理解して、初めて相手から理解してもらえる。
・テクニックではなく、信頼・人格がないと、相手から本音は聞けない。
・感情移入して聞くこと。相手の見地・パラダイムを理解。自叙伝を排除。
・傾聴・返答方法:相手の話を自分の言葉で言い換え+相手の感情に言及。
・効果的なプレゼン:自分が相手の立場・不安を理解していることを示す。

○第六の習慣「相乗効果を発揮する」
・相乗効果:全体の合計>各部分の和。オープンな態度、冒険的精神が必要。
・意見が異なる場合、双方のニーズの理解・話し合いで、第三案を一緒に探す。
・相違点を尊ぶ:知識・理解が向上。

○第七の習慣「刃を研ぐ」
・第二領域(重要/非緊急)・個人のPC。主体的にバランスよく毎日行なうこと。
・肉体:運動。有酸素系運動、ストレッチ(運動の前後)。体力・精神力が向上。
・精神:例:宗教・芸術・自然に触れる。人生の目的を意識、リフレッシュ。
・知性:定期的に優れた読書。書くこと・計画を立てること。
・社会・情緒:価値観・原則に忠実に生きる。奉仕をする。→内的安定・自尊心。
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「株式投資に役立つ『会社四季報』の使い方」(会社四季報編集部)レビュー
会社四季報の使い方

株式投資に役立つ『会社四季報』の使い方

(会社四季報編集部) 東洋経済新報社 ¥1,575

★★★☆☆

四季報の使い方を説明した類書はたくさんありますが、やはり編集部直筆だけあって、他とは情報の確度や読みやすさが違うと思います。私も3ヶ月に1度、四季報で銘柄の発掘・分析をしますが、本書を読まないと分からなかったことがいくつかあります。特に、四季報用語の微妙なニュアンスは覚えておきたいですね。

ただ、四季報の使い方とは全く関係のない、株式投資一般に関する説明に、必要以上に紙面を割いているのがいただけません。全体的に、もう少し会社四季報の裏事情などの説明も欲しかったです。
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|資産運用・株式投資 | comments(0) | trackbacks(0) |
「燃えよ剣」(司馬遼太郎)レビュー
" target=_blank>燃えよ剣

燃えよ剣

(司馬遼太郎) 新潮社 ¥660〜700 [上巻・下巻]

★★★★

新選組の物語というより、土方歳三の伝記小説ですね。
だからNHK大河ドラマ「新選組!」を見た人がこれを読むと、びっくりすることになるでしょう。近藤勇ってそんなにつまらない奴だったのかと…。土方という人物の好き嫌いによって本書の評価も分かれるかもしれません。私はあまり好きではない人物ですが、その割には面白く読めました。

また、幕末の当時の時代背景や、幕府の幹部連中の本音とか、いろんな知識も得られて、興味深く読めます。戦術・戦略論的な観点からも面白く読めると思います。
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|司馬遼太郎 | comments(0) | trackbacks(1) |
「考える技術・書く技術」(バーバラ・ミント)レビュー
考える技術書く技術

考える技術・書く技術

(バーバラ・ミント) ダイヤモンド社 ¥2,940

★★★★★

この本を読む前と読んだ後では、モノの書き方が全く違ってきます。速く的確に書けるようになります。5年前に読んでいたら人生が変わっていたかも…と思うほどです。一部の企業では、本書が従業員に配布されているという話にも納得ができますね。本格的なレポートを書くときだけでなく、事務的な内容のメールを書くときや、込み入った問題を頭の中で整理する場合など、様々なケースに応用できます。

決して読みやすい本ではありませんので、頭の体操をしながら読むような姿勢が必要です。おそらく2・3回繰り返して読めば理解が深まるでしょうね。私は1回しか読んでませんが…。

あえて苦言を言えば、日本語訳があまり上手くないですね。なお、ほぼ同内容の分かりやすい本として「ロジカル・シンキング」もあります。こちらから入るのもいいかもしれません。
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