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「燃える地の果てに」(逢坂剛)レビュー
評価:
逢坂 剛
文藝春秋
¥ 580
(2001-11)
Amazonランキング: 76609位
上下巻に分かれていますが、上巻は退屈で読むのに時間がかかり、下巻は一気に読んでしまいました。これほど上・下で読むペースが変わった本も珍しいです。前半は、スペインの田舎町でののんびりとした雰囲気の中、ストーリーの展開も変化が小さく、何となく冗長で、この先どうなることやら…と読みながら心配になったほどでした。しかし、その前半の中に、後半の急展開への絶妙な布石が多く紛れ込んでいたようです。だから、前半退屈だった分、その反動で後半は面白く読めます。そして終盤のどんでん返しも驚愕でした。頭の中を整理するのに時間がかかりました。

全般に、スペインと日本で、舞台を切り換えながら読ませる手法は好きです。登場人物も、スパイ・ミラマルをはじめ個性的な人が多く、美しい女性の描写も多く、読んでいて楽しかったですね。
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