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「三国志」(吉川英治)レビュー
三国志

三国志

(吉川英治) 講談社 ¥798 [第1巻〜第8巻]

★★★★★

三国志は、吉川英治の他にも、北方健三宮城谷昌光など多くの作家が手がけており、漫画まで出ているため、どれから読んでいいものか分からない、あるいは一般的な「三国志演義」と正史の「三国志」との違いが気になって、何を読んでいいのか分からない、という人もいるでしょう。私自身もそうした迷いがあった中で、吉川英治の三国志を読みましたが、結果としてよかったと思っています。他の作家の三国志を読んでいないので比較はできませんが、少なくとも、面白く読みたい、常識的な知識を得たい、という要求条件は十分に満足させてくれるものでした。

この三国志は「三国志演義」をベースに、著者独自の視点で大胆に加筆されたものだと言われています。そのためか、登場人物の相関関係を頭の中で容易に整理しながら、感情移入しながら読むことができました。特に、第4巻から第5巻にかけて、劉備が諸葛孔明を迎えて態勢を整えていくあたりは、読んでいてわくわくする面白さがあります。
◆こんな人におすすめ … 歴史に興味のある全ての人。
◆効用 … 中国の歴史の壮大さ、人心掌握の難しさ、人間の普遍的な本能など多くを学べる。
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