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「すべては「単純に!」でうまくいく」(ローター・J・ザイヴァート,ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハー)レビュー
評価:
ローター・J・ザイヴァート,ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハー
飛鳥新社
¥ 1,680
(2003-02-24)
「減らせば減らすほど豊かになる」つまり「脱○○」が重要とのことです。これは同意できます。この原理に基づいて、具体的な方法、考え方が書かれています。ただ、他の類書でも読んだことがあるものや、あまり使えなさそうな方法が多かったような気がします。「お金」「健康」に関しては、それぞれの分野の専門書を読んだほうがいいでしょう。

■本書で、個人的に参考になった部分:
・散らかっていることと、仕事への意欲とは似たような関係にあります。つまり散らかっていると、物事を先に延ばしがちになるのです。
・床に物を置かないようにすること。
・本当は「ノー」と言いたいのに「イエス」と言ってしまうとき、誰かに操られている場合が多い。きっぱり自信をもってノーと言うことが重要。
・ネットワーク作りは、「初めから」相手を受け入れる姿勢を示すこと、相手にまとわりつかず向こうから自然に近づく機会を作ること、計画的に行なうこと。
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「「捨てる!」技術 」(辰巳渚)レビュー
本書の趣旨には大いに賛同します。不要なもの、使わないものはどんどん捨てるべきであることは、私も最近実感しています。そうすれば、快適な住まいが得られ、身軽になれるし、本当に重要なこと・必要なことに集中できるのです。

本書では特に“聖域”を作らないこと、思い出のモノ・記念のモノ、本や資料も捨てるべき、と説いている点が評価できます。モノを神聖化し、モノに依存しすぎる生活は虚しいものです。思うに、例えば、旅行の土産、結婚披露宴の引出物など、人からもらった物は捨てにくいという風潮が世の中にはあるようですが、やはり捨てたほうがすっきりしますね。そもそも、旅先で土産物を買うというのは、ゴミを増やすだけで環境に優しくない風習だし、結婚披露宴の引出物は、もらっても邪魔になるだけで、数ヵ月後には、誰からもらったかも忘れてしまいます。もっと言えば、結婚式・結婚披露宴というイベント自体、招待されても迷惑なだけで、世の中から消えるべきです。「ゼクシィ」なんて廃刊すべきです。世の中、無駄なものが多すぎるのです。

……話は逸れましたが、それにしても、収納術/整理術ではなく「捨てる」ことだけで1冊の本を書くのは、やはり苦しいのでしょうか。同じことが繰り返し書かれたり、どうでもいい事例が多すぎます。読者の視点に立てば、物品別・条件別に、捨てるか捨てないかの基準をリスト化して書いてくれるだけでいいのですが。本書の論調は、捨てること自体を自己目的化しているようで、「捨てる!キャンペーン」のようなものを普及させて、著者がその総帥・教祖として君臨しようしているのでは?とさえ思えてしまいました。

■本書で、参考になった部分:
・捨ててしまって「しまった!」というモノも1つや2つあったかもしれないが、もう覚えてもいない。
・3年(あるいは一定期間)使わないものは、今後も使わない。いらないもの。
・他人が「便利」と勧めるものでも無駄なものはある。先入観を持たず、捨てる。
あなたが死ねばみんなゴミ。死ぬ前にすっきりさせたほうが気持ちいい。
・まず「これは捨てられるのでは」と思えるもので、捨ててしまってほんとうに困るものはほとんどない。捨てては困るものは、捨てるはずがない。
・一定量を超えたら捨てる。新旧交代をスムーズに。必要数を決めるといい。
・使い切らなくても、試しに一回使ったんだからと納得して捨てる。
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「成功するためのビジネス書100冊」(藤井孝一)レビュー
評価:
藤井 孝一
明日香出版社
¥ 1,365
(2004-12-11)
Amazonランキング: 134468位
ビジネス書が100冊が紹介されています。著名な本の要約をまとめて読めるので、お買い得感はあります。また、「はじめに」の部分で、著者の本の選び方、読み方が紹介されているのですが、大変参考になります。「ムダなページは読まない」という割り切り方には共感できます。

分野としては、ビジネス書に限らず、財テク、起業、日本経済を考える本なども扱っていて、範囲が広いです。あの「週末起業」の著者であるためか、起業に関する本の選定にはこだわりがうかがえます。一方、自己啓発一般に関する有名すぎる本(「7つの習慣」「人を動かす」など)は敢えて載せていないようです。1冊あたりのページの割き方は、3ページを使った詳細な説明と、半ページのみの簡単な紹介、の2パターンがあります。かなり有名な本(「考える技術・書く技術」「イノベーションのジレンマ」「マッキンゼー式 世界最強の仕事術」など)が半ページのみの扱いになっていたりもします。全般的に、著者の個人的趣味、主観が大きく反映されているようです。

個人的には、今まで読んだことがなかった本の中で、本書で強く薦められている本として、「企業参謀 − 戦略的思考とはなにか」(大前研一)が目に留まりました。今度読んでみようかと思います。
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「人を動かす」(D・カーネギー)レビュー
人を動かす

人を動かす

(D・カーネギー)創元社 ¥1,575

★★★★★

あらゆる自己啓発書の原点と言われるだけあって、本書に書かれている教訓の多くは、他の自己啓発書、特に対人関係・交渉術・コミュニケーション能力に関する本でも見られます。本書の特徴は、それらの教訓が、豊富な実例を交えて説得力のある形で説明されていることです。人を褒めろとか、人の身になって考えろとか、よく言われることですが、それらがなぜ大事なのか、どの程度重要なのか、納得できるようになります。

本書には印象に残っている記述が多くありますが、その一部を引用すると、以下のとおりです:
「他人のあら探しは、なんの役にも立たない。相手は、すぐさま防御体制をしいて…」
「人間の持つもっとも根強い衝動は、“重要人物たらんとする欲求”…」
「自分の名前を覚えていて、それを呼んでくれるということは、まことに気分のいいもので…」
「最初は、相手に“イエス”といわせるような問題ばかりを取り上げ…」
「まず相手をほめておくのは、歯科医がまず局部麻酔をするのによく似ている…」
「良い評判を立ててやると、その人間はあなたの期待を裏切らないようにつとめるだろう…」
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「あなたもいままでの10倍速く本が読める」(ポール・R・シーリィ)レビュー
あなたもいままでの10倍速く本が読める

あなたもいままでの10倍速く本が読める

(ポール・R・シーリィ) フォレスト出版 ¥1,365

★★★★

一口に速読法といってもいろんな方法があります。全てに共通して言えることは、極限まで集中力を高めて行なうということくらいでしょうか。私が従来から知っていた方法は、眼球を速く動かす訓練を積むことで視野を広げ、多くの文字を目に焼き付けるというものでした。あまり上手くいきませんでした。

さて、本書では、少し違ったアプローチがとられています。メインの読書の前後に、「プレビュー」「マインド・マッピング」などの様々な過程を伴うのです。これは、以前から私も漠然と考えていた読書法だったので、共感できるものでした。ただ、肝心の「フォトリーディング」だけは、まだできません。焦点をぼかしてページの映像を意識下に保存させるという処理が、具体的にイメージできない状況です。もしフォトリーディングができるようになれば、私の本書に対する評価も変わってくるでしょう。
◆こんな人におすすめ … 速読したい人。向上心があって忙しい人。
◆効用 … 速く読めるような気になれる。少なくとも本の概要を効率的に把握する能力は身に付く。
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※関連商品 … 原書: 「The Photoreading Whole Mind System」


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「日本語の作文技術」(本多勝一)レビュー
日本語の作文技術

日本語の作文技術

(本多勝一) 朝日新聞社出版局 ¥567

★★★★

目から鱗が落ちました。日本語を書くという作業は、外国語の作文と本質的には変わらないくらい、難しく、技術的なものであると痛感します。特に、修飾語句の順序、句読点の打ち方は、知らないと恥ずかしい思いをするでしょう。「無神経な文章」の章の反面教師も参考になります。ただ、著者の思想的に偏った記述が目につきますが…。
◆こんな人におすすめ … 読みやすい日本語を書く自信がない全ての人。
◆効用 … 日本語を書く上で、文脈はともかく、語順・句読点・言葉の選び方については、霧が晴れたように、そこそこの自信が持てるようになる。
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「頭がいい人、悪い人の話し方」(樋口裕一)レビュー
頭がいい人悪い人の話し方

頭がいい人、悪い人の話し方

(樋口裕一) PHP研究所 ¥750

★★★☆☆

読み物としては面白いかもしれませんが、これを読むと賢い話し方ができる、という本ではありません。「世の中にはこんな頭の悪い奴がいる」という事例を思いつくまま列挙して、「周囲の人の対策」として「こういう輩には、こう対処したほうがいい」と丁寧に説明されています。笑えることも書いてくれています。でも、この本の事例がそのまま当てはまるケースって、現実にはなかなか見られないのではないでしょうか。世の中そんな単純ではありませんので…。

なぜかベストセラーになっていますが、おそらく本書は「頭が悪い人と思われたくない…」「バカにされたくない…」と怯えている人の恐怖心につけ込んだ販売戦略が成功したのでしょうね。

ただ、人間関係に悩んでいる人には、多少参考になる部分はあるかもしれません。また、嫌いな人をますます嫌いになれる、という効果はあると思います。
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「7つの習慣」(スティーブン・R.コヴィー)レビュー
7つの習慣

7つの習慣

(スティーブン・R.コヴィー) キング・ベアー出版 ¥2,039

★★★★★

ビジネス、というより人生のバイブルと言われている名著です。思わず背筋を伸ばしながら読んでしまいました。私自身、これまで、人間にとって理想的で普遍的な行動様式・思考方法というものが、果たして存在するのかどうか疑っていましたが、本書はまさにそれを体系的に説明した唯一の文書ではないかと思いました。

もちろん、本書に書いてあることを100%忠実に実行することが絶対的に正しいとは思いませんが、ヒントになる言葉であふれています。問題は、良い習慣をいかに習慣として身につけるかですが、難しいですね・・・。
◆こんな人におすすめ … 幸せになりたい、充実した生活をしたい全ての人。
◆効用 … 努力次第で、自分の理想のあり方を明確化でき、それに近づくことができる。
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★ 以下、読書メモ (2度目読了後、追記。2007/05/20)
◆パラダイムと原則について:
・「人格主義」に基づく「原則」(公正・誠実・勇気等の概念)が真の成功を
もたらす。「個性主義」(テクニック)は、長期的には成功しない。
・人の成長・人間関係は、「農場の法則」(自然の法則)=正しい順序が支配。
・「パラダイム(=地図)転換」が、大きな改善をもたらす。
パラダイムは、経験・思い込みに依存し、人によって異なる。
(強制収容所、闘病者の例)
・パラダイムを「原則」に基づいたものに転換する。
・「インサイド・アウト」:「内」=自分の人格・パラダイムを変える
⇒「外」での成功。
・「習慣」が行動を決め、人格を決める。習慣は強い引力がある。
習慣の形成には、知識・スキル・やる気が不可欠。
・7つの習慣による成長プロセス:
- 第1〜3の習慣:依存 ⇒ 自立 (私的成功・人格形成)
- 第4〜6の習慣:自立 ⇒ 相互依存(公的成功)
- 第7の習慣:再新再生・他の習慣を支える、継続的改善。
・7つの習慣の基盤パラダイム=
P/PCバランス: Performance / Performance Capability(資源)。
PC(資源=準備)を疎かにしない。P(成果)も必要。

○第一の習慣「主体性を発揮する」
・人間は<自覚・想像力・良心・自由意志>を持つため、「刺激」に対する
自分の「反応」を選択する自由を持つ。
・「反応的」な考え方・言葉を慎む。「主体的」に反応を選択する。
・「率先力」を発揮する。周りが動くのを待つのではなく、自分で何でもする。
・自分でコントロールできる「影響の輪」(not関心の輪)に集中して行動する。
⇒ 影響の輪が拡大する。
・自他に対する「約束」を実行する習慣をつけ、内的な誠実さを育成する。

○第二の習慣「目的を持って始める」
・人生の目的(価値観・方向性)を明確に。(自分の葬儀の弔辞を想像する)
・「マネジメント」(第二の創造)の前に「リーダーシップ」(第一の創造)。
・自分の価値観・目的を持ち、自分の脚本を書き換える(自己リーダーシップ)。
・「ミッション・ステートメント」(個人の憲法)⇒ 普遍の安定性と力を与える。
・生活の中心に置くものは「原則」(notお金・自己・仕事)
⇒ 安定性・方向性・知恵・力の源泉。
・「イメージトレーニング」で右脳活用。自分の役割ごとに目標を決める。

○第三の習慣「重要事項を優先する」
・成功者の共通点は「重要事項を優先する」こと。目的意識が感情をリードする。
・「第二領域」(非緊急/重要)に時間をかける。機会に集中し、予防的・創造的
活動を行う。⇒「第一領域」(緊急/重要)の問題をなくす。
・時間管理ツール:役割・目標の可視性とバランス、週単位、柔軟性、携帯性。
・週単位計画:役割定義→目標設定→スケジュール化→日々の対応。
・「人」の問題は、能率では解決不可。効果を重視。
・デレゲーション(人に仕事を任せる)で効果的なマネジメント=
(*1)5項目の事前合意:望む結果,制約事項,資源,評価基準・時期,賞罰。

◆相互依存のパラダイム:
・「信頼残高」の増加 → 安心感、失敗の補完、効果的なコミュニケーション。
・信頼残高の預入れには: 相手の重要事項を理解、小さな心遣い、約束を守る、
期待像の相違を無くす、誠実さを示す(その場にいない人に忠実に)、
信頼残高を引き出したら謝罪する。
・無条件の愛を示す→ 相手が自身の価値を感じ、成長を促す。
・相互依存関係での(Pの)問題の発生(→解決)=信頼残高(PC)を増やす機会。

○第四の習慣「Win-Winを考える」
・Win-Win:全く新しい第三の案を信じる。Win-Lose/Lose-Winは長期ではダメ。
・Win-Winに必要なもの:勇気と思いやりのバランス、信頼残高(相互理解)、
実行協定(デレゲーションの5項目(*1))、
・Win-Winを支えるには、システムが必要。(報酬、評価、社内での協力)
・Win-Winのプロセス:相手の関心・ニーズを考える。課題(not立場)に集中。

○第五の習慣「理解してから理解される」
・まず相手を深く理解して、初めて相手から理解してもらえる。
・テクニックではなく、信頼・人格がないと、相手から本音は聞けない。
・感情移入して聞くこと。相手の見地・パラダイムを理解。自叙伝を排除。
・傾聴・返答方法:相手の話を自分の言葉で言い換え+相手の感情に言及。
・効果的なプレゼン:自分が相手の立場・不安を理解していることを示す。

○第六の習慣「相乗効果を発揮する」
・相乗効果:全体の合計>各部分の和。オープンな態度、冒険的精神が必要。
・意見が異なる場合、双方のニーズの理解・話し合いで、第三案を一緒に探す。
・相違点を尊ぶ:知識・理解が向上。

○第七の習慣「刃を研ぐ」
・第二領域(重要/非緊急)・個人のPC。主体的にバランスよく毎日行なうこと。
・肉体:運動。有酸素系運動、ストレッチ(運動の前後)。体力・精神力が向上。
・精神:例:宗教・芸術・自然に触れる。人生の目的を意識、リフレッシュ。
・知性:定期的に優れた読書。書くこと・計画を立てること。
・社会・情緒:価値観・原則に忠実に生きる。奉仕をする。→内的安定・自尊心。
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