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「動機」(横山秀夫)レビュー
動機

動機

(横山秀夫) 文芸春秋 ¥540

★★★☆☆

実は私は普段ほとんど短篇集を読まないので、この作品に対して正当に評価する自信がないのですが…。長編と比べるとどうしても薄っぺらい感じは否めませんね。中には、途中からオチが簡単に読めてしまう話もあるし。警察官がたくさん出てくる短編集が好きな人は、楽しく読めるでしょう。

それでも、一つ一つの短篇に個性があり、バランスもとれているので、読んでいて飽きなかったです。特に「逆転の夏」は、「やられた…」とうなってしまうほど秀逸でした。短篇でもこれだけ見事などんでん返しを展開できるのですね。「密室の人」は、夫婦のすれ違いの様子が、今まで読んだことがないような不思議な感覚のもので、妙に印象に残りました。

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「半落ち」(横山秀夫)レビュー
半落ち

半落ち

(横山秀夫) 講談社 ¥1,785

★★★☆☆

「このミステリーがすごい! 2003年版」で1位になった作品ということで、大いに期待して読んでみたのだが、どうも期待が過大だったようでした。途中からオチがほぼ読めてしまったので…。長編といっても1日で読めてしまうくらいの長さなので、今ひとつ読みごたえもなかったです。とてもよくまとまった話で、ストーリーはいいのですが…。

ただ、章ごとに主人公を変えながら描く手法は面白いと思います。警察官・検事・弁護士など、同じ事件でも立場によって見方が違うことが分かります。また、生きているだけでも人間はいろいろと役に立つものだということが分かるので、少し嬉しくなれます。
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|横山秀夫 | comments(0) | trackbacks(2) |